協和ロープの生産管理とは?受注生産型ものづくりを支える調整力
製品が、安全に、確実に、予定通り現場へ届く。
その「当たり前」を裏で支えているのが、生産管理の仕事です。
モノづくりにおいて重要な「品質(Quality)・原価(Cost)・納期(Delivery)」─いわゆる【QCD】
生産管理は、この三つの要素をバランスよく最適化することを使命としています。

協和ロープの生産管理は、受注生産型という難易度の高いものづくりの中で、
営業・設計・製造・品質・安全といった関係部署の間に立ち、 製品完成までの流れを止めない役割を担っています。
製品の品質を裏で支える存在
― 協和ロープ「生産管理」の仕事とは ―

■ 受注生産型だからこそ、生産管理が重要
協和ロープの製品づくりは、固定された生産ラインを前提としません。
案件ごとに最適な工場や工程を選定し、お客様の「いつまでに欲しい」に寄り添ったケジュールを組み立てます。
生産管理の仕事の肝は、「無駄な時間をなくすこと」
設計・製造・検査のどこかで情報や判断が止まると、納期だけでなく品質や安全性にも影響が出てしまいます。
だからこそ、生産管理は先回りして合意を取り、段取りを整えます。
■ 仕事の起点は「何を・いつまでに・どれくらいの条件で」
生産管理のスタートは、営業からの案件起案やお客様の要望、
または社内からの新製品提案です。
まず整理するのは、
「何を」「いつまでに」「どれくらいの条件で」
採算性や安全性を含めて社内判断を行い、
GOが出た案件について関係部署への声掛けを開始します。
■ 部署と部署をつなぐ“調整役”
生産管理は、各部署の橋渡し役です。
- 営業:お客様の意図を社内仕様へ落とし込む
- 技術(設計):図面確定、仕様・公差の合意
- 製造(工場):設備・人員・製造背景の確認
- 品質管理:検査結果と帳票の確認
- 安全管理:安全に使うための情報整備
それぞれの立場や優先順位を整理し、
「次に何をすべきか」を明確にすることで、タイムラグを生まない
これが生産管理の役割です。

■ スケジューリングは「逆算」で考える
スケジュールは「いつ欲しいか」から逆算します。
工場の実製造期間を把握し、
設計締切・部材手配・検査工程を整理。
並列で進められる準備は前倒しし、工程全体を流します。
固定ラインを持たない受注生産型だからこそ、 柔軟で現実的なスケジュールが可能になります。
■ 事例紹介:テンテンHI3300の裏側
弊社天秤「テンテンHI3300」では、
標準で約2か月を想定していた製造期間を、
条件調整により約1.5か月で対応したケースがありました。
この案件でポイントとなったのが、設計と工場の「公差」に対する認識の違いです。
製造上は問題ない範囲でも、 実際の使用条件を考えると事故リスクにつながる可能性がある。
生産管理が間に入り用途やリスクを共有したことで、精度を優先すべき箇所について合意形成が進みました。
結果として、短納期と安全性の両立を実現しています。

■ 強みと、正直な課題
協和ロープの生産管理の強みは、営業経験を持つ担当者がお客様の意図を汲み取り、柔軟に現場へ翻訳できる点です。
一方で、人員が限られていることやより高度な技術会話へのキャッチアップは継続的な課題でもあります。
■ 製品の裏側を支える仕事
製品の品質や安全性は、図面や材料だけで決まるものではありません。
人と人をつなぎ、判断を止めず、現場を前に進める。
協和ロープの生産管理は、 そんな「見えない仕事」で製品を支えています。
顧客満足度の向上と企業競争力を高めるために、生産管理は欠かすことのできない重要な業務です。
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