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ピースの配置は強度検討・重心バランス検討を事前に行って決められています。吊り方・コラムロック容量の指定がある場合、それらを確実に守ってください。5水平姿勢のピースにコラムロックを取り付ける場合、コラムロックの開口部にこじ開ける力(ピースを曲げようとする力)が働くため、例えばコラム重量が8tしかなくても5tコラムロックと10tチェーンエコライザーでなく、10tコラムロックと20tチェーンエコライザーが必要な場合があります。必ず適切な容量のコラムロック・チェーンエコライザーを使用してください。コラムの重心位置が極端にずれている場合、水平姿勢のピース2点吊りや多点吊りであっても転がりを完全に防止できないことがあります。建て起こしの際には、吊り上げを微速で慎重に行い、コラムが急激に回転を起こす不測の事態を考慮に入れ、吊り荷の下、及びその近辺を立入禁止としてください。水平姿勢のピース2点で吊る又は多点吊りにして転がりを防ぐ転がり危険鉄骨建方73

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