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ワイヤロープの区分普通Zより普通SよりラングZよりラングSよりロープの直径の測り方(A)正しい測り方(B)誤った測り方ワイヤロープ素線(心線)素線(心線)ストランド(側ストランド)心綱(心)ロープのより方向にはZよりとSよりとがあり、一般にZよりが使用されています。SよりはZよりと併用される他は特殊な用途の場合にのみ使われます。より方による区分一般に使用されるワイヤロープは、素線をより合わせてストランドを作り、このストランド数本をさらに心綱のまわりに、より合わせたものです。なお、ロープの心には繊維のものと、金(ロープ心ーIWRC、ストランド心ーIWSC)のものとがあり、またストランドの心にも繊維ものと鋼(心素線)のものがあります。ワイヤロープ各部の名称をつぎの図に示します。各部の名称ロープの太さはその外接円の直径または円周で呼びます。JISでは外接円の直径㎜で表示し、その寸法は等比級数数列を用いた標準数(R20)が採用されています。なお標準数以外のロープ径で従来より多く使用されている寸法については、ご要望により製作致します。ロープ径の公差はJISではロープ径10㎜未満は0~+10%、ロープの径10㎜以上は0~+7%となっていますが、用途による特別のご要望にも応じております。ロープの太さ●普通より●ラングよりロープのより方向とストランドのより方向が反対方向によられているものを、普通より(Ordinary lay)ロープのより方向とストランドのより方向が同一方向によられているものを、ラングより(Longs lay)::10

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