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ロック加工は圧縮して締結するため『クランプ管の両サイドに圧縮による突起物がでてしまう』という性質があります。これを一般的に≪バリ≫といいます。この部分は鋭利な形状をしているため『手に引っかかりケガをする恐れ』 『吊り上げ時に何かにひっかかり思わぬ事故の恐れ』などがあります。こういった事が起こらない様バリ取り作業を行います。仕上げ弊社ではクランプ管に【カンガルー】【ロープ径×長さ】を刻印することで『製品の保証と作業性の向上』に役立てていただいております。(カンガルーの刻印はプレス時に打刻されます)納品の際には【日本ワイヤロープロック加工協同組合】から発行されているラベルをアイ部に貼り付け、納品しております。ラベルにはロープ構成・ロープ径・ロープ長さが明記されている他、取扱い上の注意事項、安全荷重表も添付されています。※ラベルの裏面はシール状になっております。刻印完成・出荷両側を丁寧に削り取ります。仕上がりの美しさも左右しますので慎重に行います。左の写真でお気づきの方はいらっしゃいますか?弊社の玉掛けワイヤは【ヒゲ】が出ておりません。【ヒゲ】とはアイの折り返したワイヤの端部でクランプ管の下部からはみ出ているところです。弊社のワイヤは通常のクランプ管より長いクランプ管を使用することで『ヒゲによる不測のケガや事故の防止』に努めております。一般的に使用頻度の高い12㍉~24㍉のワイヤに対して長いクランプ管を使用しております。バリ取り前  →  バリ取り後Checkポイントバリ一般的な玉掛けワイヤヒゲ弊社の玉掛けワイヤワイヤー加工のご案内114

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